アラフォー女子のヅカヅカ日誌

はじめまして、ポシブル花絵と申します。 アラフォー女子の私が大好きな宝塚のことをあれこれ好き勝手に 書かせていただきたいと思います。 このブログでは主に作品についての感想とあなたにぜひ観てほしいおススメ度も併せて書いていますので、楽しんでいってください!

宝塚歌劇団 雪組「星逢一夜」感想

星逢一夜のあらすじ

あらすじ

江戸から遠く離れた九州の緑深き里、山々に囲まれた三日月藩の小さな空を見上げ、天文学に夢中になる少年紀之介(のちの晴興)は、里の娘、泉(せん)やその幼馴染の源太と一緒に星探しに明け暮れる日々。

晴興は、二人と身分を超えて友情を育むが、少年時代が終わりを告げるころ、別れは突然訪れる。遠い江戸で将軍徳川吉宗に伺候することになった晴興。晴興を思い続ける泉と泉に心寄せる源太。彼らは思うままにならぬ運命が待ち受けていた。大人になった三人の関係は、巡る星々のもと、目に見えぬ力によって変貌させられて……。

 

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私の推しは、ちぎさん(早霧せいな)です!

ちぎさんの魅力は沢山あります。

演技力、芝居心が本当にすごい人で、この星逢では幼少期から大人までの演じ分けが

とにかく上手い!もちろん相手役のゆうみちゃん(咲妃みゆ)やだいもん(望海風斗)もそれに呼応して化学反応が起きるんですよね。

この3人はトリデンテ(スペイン語で三又の槍、意訳は3人揃うと最強ですね)として

人気を博しました。阿吽の呼吸でのやり取りがお芝居上でもそうですし、普段のやり取りもファンにはたまらないんですよね~。

 

何度観ても感動する、涙なしでは観れない作品

この物語は幼少期から始まるんですよね。

トリデンテの3人もそうですが、幼馴染役で男役では彩風咲奈、鳳翔大、蓮城まこと、真那春人が可愛らしく演じています。

だいもんの「あのばかたん!」は名セリフでした。

3年後に晴興が江戸へ行くことが決まり、皆がやぐらに集まり、別れを惜しむ場面では

これまたさきちゃん(彩風咲奈)が泣かせてくれるんですよ…

江戸へ渡った晴興は、観月の宴で徳川吉宗英真なおき)に目通りを果たすのですが、

そこで事件が…

この場面では、今は月組生となったれいこちゃん(月城かなと)や凪様(彩凪翔)が出ています。れいこちゃんの手足がスラっと長い舞をここで拝みながら、せしるちゃん(大湖せしる)の美しさにうっとりします。

それから7年の月日が流れ、晴興は婚礼が決まったこともあり三日月藩に戻ります。

大人になった晴興が泉が再会し、泉は「江戸のお姫様はさぞ綺麗で、私なんか」と、

ついそっけない態度をするのですが、晴興は「綺麗になった」と。

ここはもう萌え萌えキュンキュンですからね!テストの出ますよ!(出ません)

ラスト一揆の場面では、涙が止まりません。

 

※ここからネタバレになりますので、ラストを知りたくない方は飛ばしてください!

 

 

おすすめ度は、☆☆☆☆☆ (星5つ)です!

 

 

 

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そこから晴興は一揆の代償として、村の人々を助ける代わりに自らに罪を与え、

陸奥に行くことを命じられます。

あのやぐらで泉は源太の仇を取ろうと晴興を襲おうとしますが、「まだ好きなあなたを殺せない」と言います。そこで晴興は「何もかも捨てて一緒に逃げよう」と逃避行を提案しますが、その時泉の子供たちが泉を探しに来て、「今のは冗談だ」と晴興は告げます。

本当は相思相愛の二人ですが、最後まで結ばれない、そんな悲恋の物語です。

 最後のラストでは、幼少期に戻ります。あの幸せな日々はもう戻ってこない・・・

 

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涙なしでは観られない作品「星逢一夜」。

ぜひ一度ご覧ください!